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エホン・カイギ・トハ

札幌国際芸術祭2014の「アート×ライフ」は人々の営みに焦点を当てたプログラムです。「サッポロ・エホン・カイギ」はその中で発案された「本プロジェクト」の一環として企画されました。アソシエイトキュレーターの四方幸子氏を中心に、札幌で活躍する様々なジャンルのメンバーを集め、会期前から議論を重ねてきました。まずは、古くなった絵本を多くの人から集めシェアするというアイデアが出されました。更に発展し、展示する「もの」としてのシェアではなく、持ち主の記憶や、個人的な物語のシェアに主眼が置かれました。結果的には、それらを出発点とした二次創作による参加型プログラムを企画することとなりました。絵本とはいっても、子供だけが対象ではありません。私たちが着目したのは絵本が持つある種の普遍性です。そこには、さまざまな世代間の対話と創作を促す深い魅力があると考えます。このプロジェクトに終わりはありません。札幌資料館を中心に、可変性を持った「場」を楽しむワークショップを展開していきます。都市的な消費社会のありようを再考し、相互理解、多様性をキーワードとした持続的な社会を導き出す機会になればと考えています。皆様どうぞご期待ください。

コーディネーター 冨田哲司+札幌オオドオリ大学

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