RAWPLAN × FAbULOUS PRESENTS
FABULOUS WALL
April.2012featuring Tetsushi Tomita
カフェ、ファッション、雑貨のコンセプトショップ「FAbULOUS ファビュラス」で、約１ヶ月間展示を行いました。こここのセンスが好きで、７年前からお客として出入りしていたので、間接的にお話もらった時は結構うれしかったのです。今回は初めてオリジナルではなく、過去作品を展示することにしました。どちらかというとコンセプトやアートそのものフォーカスしたものではなく、ショップという視点から、普通に見て買ってもらおうという企画です。ただカフェ空間なので、美術鑑賞という枠からとりあえず外してみて、いろんな人とお話しできたのが楽しかったです。
prop ささえている
川上りえ氏との二人展「まぼろしのいえ」で発表した作品です。両親が結婚記念にダイニング用に買ったもので、子供の時から使っていました。広島の木工家具MARNIのものをエゾシカの角でシームレスに繋いだものです。今はこんないい椅子を当時の値段で買うことはできないし、それを直して使うしかない自然の不可逆性の上に私たちは座っているという意図があります。
AFTER IMAGE 残像
こちらは今回キュレーションしてくれた中村一典氏のトオンカフェで発表したシリーズです。記憶に残像のように残るシルエット、重なり合う影のレイヤーの図と地の境界を記憶の強度として描いた網膜的アプローチの作品です。最終週は映像作品の「Cheval Blanc」を展開しました。この作品は時間によって馬の動きが変わるように設定されていて、外光との時間の流れを意識させるものです。
hang ひっかけておく
川上りえ氏との二人展「まぼろしのいえ」で発表した作品です。これはあえて何も書きません。そのままです。
STARシリーズ
近代のポップアイコンを名言とともに展示します。足下には当時の首相だった鳩山さんと、就任直後の管さんの肖像もあります。これはスターと対比させて、日本の政治の閉塞感をあぶりだしたいなと思って作った風刺作品です。結果的に政治家、革命家は売れませんでした。残念。
とにかくご来場頂きありがとうございました。
ファビュラスの藤中くん、本間くん、設営を手伝ってくれた皆様本当にありがとう。また何かやりたいと思ってます。
以下フライヤーより
ディレクションユニット"RAWPLAN"と複合コンセプトショップ『ファビュラス』が組み、2×7mの店内の壁を作品展示の為の「FABULOUS WALL」として来店者様へ提供します。店内セレクトショップのスペースでは、小作品の販売のスペースも設置します。毎月1組、年間12組のアーティスト作品が1年を通して変化し続けていきます。掲げられる多領域の表現がまさにFABULOUS（伝説的な/物語にでてくるような/神話的な）なWALLとなるように。どうぞお気軽にご来店ください。
