札幌駅前通地下歩行空間開通1周年記念
Kids Smile Festa 2012
アーティストとあそぶチカホの9日間
コドモメトロと5つのふしぎ駅のためのヴィジュアルアイデンティティ

 札幌大通と札幌駅を結ぶ地下歩行空間で行われた開通一周年記念のアートプロジェクトのVIとグラフィックデザインを担当しました。最初に出されたコンセプトは、300mにも及ぶ細長い歩行空間に、仮想のメトロ(地下鉄)が開通し、9つの駅にはアーティストがおり、それを結ぶように子どもが乗った電車が走り、楽しそうに遊ぶ姿です。その一つ、メディアセンター駅のワークショップも担当していますのでこちらをご覧下さい。
 まずは企画側から「コドモメトロホールディングス」という架空の企業体の提案が出されました。各駅は持ち株会社が運営するという設定です。各アーティストは、駅長としてふしぎな事業活動をしており、子ども達はワークショップという形で参加します。デザインにあたっては、ロンドンのメトロなど、実際の公共機関を参考に、シンボルマーク、ロゴタイプ、ピクトグラム、ポスター、チラシ、パンフレット、サイン、映像サインなどの展開を行いました。2500人以上が参加するかなりの規模のイベントだったので、統一感はもちろん、子ども達のユーザビリティを踏まえたデザインを考える貴重な機会となりました。

漢字の「子」を模したメインロゴ。翼を広げた鳥のように推進力を表現しています。カラーは季節や、前後の催事、空間への相性など諸条件を考慮し決定した。

軌道をモチーフとしたラインとタイプフェイス。公共性の高いシンプルなFUTURAで展開。

各駅のアイコンは、各駅を象徴する動きを取り入れたピクトグラムと明確なカラーで表した。

イラストレーションで会場でのストーリーと、カオティックな状況を同時に表した。

各駅に設置したサインボード。時刻表やマップなど、特にユーザビリティに留意した。交通機関のグラフィックを参考にしている。

メディアセンター駅では、電車が設置されなかったため、特色である6面モニターを利用し、動きのあるCG映像であらわした。

電車はもちろん設備や備品などにも展開して統一したイメージを出す。

 

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AISプランニングブログ

主催:札幌駅前通まちづくり株式会社
後援:国土交通省北海道開発局札幌開発建設部/札幌市/札幌市教育委員会/札幌大通まちづくり株式会社/札幌駅前通振興会


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