INSTALLATION


New Eyes 2012
となりのひと Art about our neighbor
「ZIP US UP ART PROJECT」
会 期 2012年6月2日(土)~8月26日(日)
@本郷新記念札幌彫刻美術館

面白くなりそうな若手のグループ展に参加します。固いイメージの彫刻美術館の新しい試みということで、前回の川上りえ氏との二人展で考えてた「いえ」から少し目線をあげて、「隣人」や「他者」をテーマとしています。僕自身、前回の展示や、多くの人と関わるワークショップを体験したことで、インタラクティブ性やインプログレスの方向性に興味が出て来ていました。その時、居酒屋でふと思いついたのがこのプロジェクトです。資本主義の発展、人口が折り返しに来ている社会。閉塞感を伴うレスな社会に向かっている今だからこそ、小さなアクションが世界につながって、広がってゆく。そんなイメージを具現化したいと強く思うようになりました。2ヶ月未満の会期中もインスタレーションはつながりながら変化していきます。


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 服に使用されているジッパーは様々な規格が存在し、つながったり、つながらなかったりします。世界には、言語、人種、宗教、ヒエラルキー、政治信条などから生じるさまざまな制約、言い換えれば不可視の境界線が存在します。「ZIP UPジップアップ」という言葉は、日本でも「口にチャック」という言いまわしがあるように、口をふさぐこと、沈黙を象徴する言葉です。しかし、人が互い沈黙し、静止している世界が、大きな力で揺さぶられたとき、助け合えるのが「他人」だと信じています。
 服をジッパーでつなげていくだけの、とるに足らないアクションが、各々が持つ境界を超え、他者とどこまでも繋がることができるという可能性を呼び起こす鍵となります。
 それが、「世界はシームレスに繋がることができる」という大いなる物語へのささやかな回答であり、つたない証明であると考えます。

特設ホームページより
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プロジェクトの特設ページをオープンしました。Facebookも連動しています。イベントなども予定していますので、プロジェクトが気になる!という方は是非ブックマークをお願いいたします。プロジェクトの参加方法などインフォメーションもあります。

ZIP US UP ART PROJECT WEBSITE
http://www.tetsushitomita.com/zip/

facebookページはこちら

彫刻美術館オフィシャルウェブサイト
http://www.hongoshin-smos.jp/

主催:「鈴木吾郎彫刻50年展」実行委員会
後援:札幌市、小樽市、札幌市教育委員会、小樽市教育委員会、輔仁会(札幌西高同窓会)


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